音楽ダウンロード・配信サイト ListenJapan ・ 宇多田ヒカル『HEART STAITION』

前作『ULTRA BLUE』以上にパーソナルな音楽性が発揮された新作。トラック作りはさらにシンプルになり、平均的な装飾音がほとんど無くなった分、彼女の持ち味である切ない歌声と大胆な歌詞世界、そして極端なまでのサウンド・アレンジが、より際立って聞こえる構造になっている。パッと聞きのキャッチーさとはどんどん反対の方向へ進んでいるわけだが、しかしながらそこで躊躇せず、新しいポップ・ソングのあり方、作り方に果敢に挑み、そして成果を挙げている様子こそ彼女の真骨頂。
ゆったりしたバラード・タイプのものからダンサブルなグルーヴ・チューンまで、曲調そのものは多彩なものの、最早ありきたりなジャンル分けを必要としないくらいに、どの曲も彼女ならではの音像そしてトーンに支配されており、そこに複雑なコーラス・ワークや、度肝を抜くサウンド・コラージュが遠慮ナシに乗っかってくるわけで、スリリングな展開という意味では過去最大値かもしれない。
歌詞も“まあ、いいんじゃない?”とか“あとは、しょうがない”とか、話し言葉を屈託無くそのまんま導入しながらも、メロディー展開と前後のライムでシェイプ・アップしていく手腕はいつも以上に冴え渡っており、お見事!の一言です。
ゆったりしたバラード・タイプのものからダンサブルなグルーヴ・チューンまで、曲調そのものは多彩なものの、最早ありきたりなジャンル分けを必要としないくらいに、どの曲も彼女ならではの音像そしてトーンに支配されており、そこに複雑なコーラス・ワークや、度肝を抜くサウンド・コラージュが遠慮ナシに乗っかってくるわけで、スリリングな展開という意味では過去最大値かもしれない。
歌詞も“まあ、いいんじゃない?”とか“あとは、しょうがない”とか、話し言葉を屈託無くそのまんま導入しながらも、メロディー展開と前後のライムでシェイプ・アップしていく手腕はいつも以上に冴え渡っており、お見事!の一言です。
(小池清彦)
本作は、宇多田ヒカル初の試みとして、本アルバムのCDとデジタル配信を異なるマスタリング音源によって制作されている。CDとデジタル配信というそれぞれの発売タイプを楽しむファンがいる宇多田ヒカルならではの発想から実現!
デジタル配信のマスタリングは、ブリトニー・スピアーズ「Blackout」、バックストリート・ボーイズ「Unbreakable」等の楽曲を手がけるトム・コインが担当。
デジタル配信のマスタリングは、ブリトニー・スピアーズ「Blackout」、バックストリート・ボーイズ「Unbreakable」等の楽曲を手がけるトム・コインが担当。

― 3月19日(水)には、通算5枚目となる待望のオリジナル・アルバム『HEART STATION』をリリースした宇多田ヒカル。本作は、バラエティに富んだ楽曲が全13曲収録されており、新たな境地を切り開いた作品に仕上がっている。4thアルバム『ULTRA BLUE』から約1年9ヶ月ぶりとなる本作は、どの様な段階を踏んで制作されたのだろうか。その経緯について語ってくれた。
『ツアーを挟んだから、割と早いテンポで作り出して作り終えたなっていう感じ。シングルも何曲か作って出して、「じゃあ、アルバム制作にちゃんと本腰入れよう」と言ってからも、すごく順調に進んでいて、このまま最後までつらつらってできちゃうんじゃないのって言ってたんですよ。最後の3曲目ぐらいまでは。
そうしたら、最後の方でやっぱり行き詰まって「うわぁ、苦しい」ってなった……(特に)一応、最後の方の曲数になってくるにつれてどんどん全体図のバランスを考えながら作らなきゃいけないものなんだけど、やっぱり最初はそのときの気分とかで結構好き勝手に作ってたのね。でも、最後の2曲ぐらいになると、最後にはめるパズルのピースって限られてくるみたいな感じで、ちょっと全部を考えながら作った。
音的にも歌詞的にも、あとメッセージ的にも割と変なひねりとか、ややこしい感じとか難解な感じは避けて、シンプルで素直というのを一応目標にしていた。(アルバム全体としては)晴れ晴れとした気持ちで作れた。すごく潔い感じが出てると思う。これが今の私。小気味いいアルバムになったかな。』
そうしたら、最後の方でやっぱり行き詰まって「うわぁ、苦しい」ってなった……(特に)一応、最後の方の曲数になってくるにつれてどんどん全体図のバランスを考えながら作らなきゃいけないものなんだけど、やっぱり最初はそのときの気分とかで結構好き勝手に作ってたのね。でも、最後の2曲ぐらいになると、最後にはめるパズルのピースって限られてくるみたいな感じで、ちょっと全部を考えながら作った。
音的にも歌詞的にも、あとメッセージ的にも割と変なひねりとか、ややこしい感じとか難解な感じは避けて、シンプルで素直というのを一応目標にしていた。(アルバム全体としては)晴れ晴れとした気持ちで作れた。すごく潔い感じが出てると思う。これが今の私。小気味いいアルバムになったかな。』
― アルバム発売直前の2月にリリースされた両A面シングル「HEART STATION/Stay Gold」。「心の電波」というテーマを軸に制作された「HEART STATION」を、彼女はなぜアルバムのタイトルにもつけたのだろうか。
『(シングルの)曲のアレンジをやっているときに、そろそろ歌詞も考えないとと思って何となくいろいろアイデアを出していたら、ポンと『HEART STATION』というのが出てきて、「何か響き的にいいなあ」って思って、歌詞のアイデアも膨らんできたから、じゃあ、『HEART STATION』で(曲の)タイトルにいこうと決めてから、現場で曲の評判が良くて、「そろそろアルバムのタイトル考えなきゃな〜」私が独り言みたいに言っていて、「『HEART STATION』でいいんじゃないかなぁ」とか言ったらみんな「ああ、そう?いいんじゃない。これにしよう!」って。
“HEART”って今まで使っていないし、シンプルでいいなって。割とこれまで余分にあった繕っていたものが今回はすごく少なくて、本当に心の底から一直線という感じでポンと出したものが多いから、そういう覚悟も含めてこれで伝わればいいかなと思って。日本語的にも『HEART STATION』って言いやすいじゃん?』
“HEART”って今まで使っていないし、シンプルでいいなって。割とこれまで余分にあった繕っていたものが今回はすごく少なくて、本当に心の底から一直線という感じでポンと出したものが多いから、そういう覚悟も含めてこれで伝わればいいかなと思って。日本語的にも『HEART STATION』って言いやすいじゃん?』
― 宇多田ヒカルとしては初の報道番組のタイアップに決定した「Fight The Blues」。アルバムのオープニングを飾る本作は、悩み多き私たちの気持ちを代弁してくれているかのような力強くも前向きなナンバーだ。
『(EMIプロデューサー)三宅さんが「1曲目に前作のアルバムのタイトルの『ULTRA BLUE』の『BLUE』っていうのがあったけど、『Fight The Blues』でいきなり前作をけ散らしている感じがいいんじゃない?」っていうことで、1曲目に持ってきた。最近どんどんプチうつとか、五月病っていうの? わりとうつうつとしている人が全般的に多いじゃない? だから「うつと戦えー」みたいな曲にしちゃおうと思って。(私も含めて)「自分に打ち勝て!」みたいな。ストレートなメッセージ。』
― アルバムのタイトルにもなっている「HEART STATION」から「Kiss & Cry」までの楽曲全てが、シングルとしてリリースされたもの。その中でも「Stay Gold」は、女の子ウケがとても良く本人も驚いたそうだ。デビュー当初に比べると、より女性らしくなっている彼女。年を重ねるごとに母性を感じるようになっているのだとか。
『なんか「Stay Gold」が(花王「アジエンス」のCMをみた)女の子とかにウケててちょっとびっくりした。(自分の母性感については)私も別に女性らしくなったとかじゃなくて、大人になってきたという意味で母性みたいなものがでてきたのかもしれない。それは、自分が強くなってきたから。自分にも自信ができてきて、一人でも生きていける知恵も蓄えてきて、強くなってきて…そうなったらやっぱり自分より弱い者とかを守りたいな、面倒みたいなという気持ちが自然と出てくる。』
― アルバムの中で聞いてみて改めて楽曲の良さに気付いたのは、『日清カップヌードルTVCM FREEDOMシリーズ』新テーマソングとしてもオンエアされていた「Kiss & Cry」だったそうだ。
『久しぶりに聞いて客観的に見たら自分的にすごい好きだった。生き生きとした曲を書きたくて書いたから、やっぱり一番躍動感もあるし、洗練感にあふれているよね。だから、シングルで聞くよりもアルバムで聞いた方が「Kiss & Cry」はいいなって。
(歌詞の内容は)非常に西洋哲学と東洋哲学の両方を融合したような哲学なの。西洋だとさ、運命は自分で切り開くもので、それに努力してとか、戦っていくんだみたいなもので、わりと東洋系の思想ってすべてはもう決まっているとか、人間にできることは少ないみたいなことを言っていて、私は両方思うから、「Kiss & Cry」ではそれが非常によく出たなぁと思ってる。』
(歌詞の内容は)非常に西洋哲学と東洋哲学の両方を融合したような哲学なの。西洋だとさ、運命は自分で切り開くもので、それに努力してとか、戦っていくんだみたいなもので、わりと東洋系の思想ってすべてはもう決まっているとか、人間にできることは少ないみたいなことを言っていて、私は両方思うから、「Kiss & Cry」ではそれが非常によく出たなぁと思ってる。』
― 7曲目「Gentle Beast Interlude」から10曲目「テイク 5」まではこのアルバムで初めて聞ける新曲ばかり。そして、このアルバムの中で一番最後に作られた楽曲が8曲目「Celebrate」。アルバム制作が終盤に近づくにつれ、自身のテンションも最高潮。なんと自己最短期間でこの曲は完成したそうだ。
『イケイケなアップテンポのダンスの歌を作りたいなと思って。(スタジオで)「(アルバム制作はまだ)終わってないけど、打ち上げみたいな気分でやろうぜ、イビザみたいにいこうぜ!アゲアゲでいこうよ」とか言ってみんなに大笑いされて。「ハイハットのもっと派手なやつ入れたいんだよね」という時も、周りから「それだと、なんかちょっとイケイケになりすぎないかな?」と言われても、「いいじゃん、もうイケイケで」って、すごいイケイケな音を私が選んで、「これでいいよ、これだ!」とか言って、チッチッチッチって(笑)。
「Celebrate」は(制作期間としては)今までで最短ですね。作曲も、アレンジも、歌詞も、歌入れも5日間ぐらいで全部やったから。すっごい簡単にできて本当にびっくりした。(歌は)セクションごとに歌っている雰囲気が全然違うから、一人なんだけどTLCみたいな。ダンスにするにしてもおしゃれにしたかったのね。おしゃれなナンバー作りたくて(制作の時も)「渋谷のクラブっていうよりも青山みたいな」とか言ってみんなに説明していたの。是非クラブでかけてほしい。』
「Celebrate」は(制作期間としては)今までで最短ですね。作曲も、アレンジも、歌詞も、歌入れも5日間ぐらいで全部やったから。すっごい簡単にできて本当にびっくりした。(歌は)セクションごとに歌っている雰囲気が全然違うから、一人なんだけどTLCみたいな。ダンスにするにしてもおしゃれにしたかったのね。おしゃれなナンバー作りたくて(制作の時も)「渋谷のクラブっていうよりも青山みたいな」とか言ってみんなに説明していたの。是非クラブでかけてほしい。』
― 10曲目「テイク 5」は、実は前作『ULTRA BLUE』の制作時から温めてきた楽曲だったそうだ。なぜ『ULTRA BLUE』には収録されず、今回のアルバムに収録されることになったのだろうか。
『実はこのオケが『ULTRA BLUE』の最後に作ったオケだったの。『ULTRA BLUE』で「海路」っていう歌を最後にやったんだけど、私は「海路」っていう変な曲でいいのかってことを疑問に思っていて、何か違うのも作ってみようと思って作ったトラックがこれだったの。で、スタジオに持っていって聞かせたら、みんな「うん、これはこれでかっこいいけど、やっぱり今回は「海路」の方が合うんじゃない」という話になって、「じゃあ、これはボツ」みたいな感じでしばらく忘れていて、今回「ああ、そうだ、最後の方でネタも尽きてきたし、あれやろう」と思って、歌メロとか歌詞をつけた。宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』みたいにしたかった。体が離れて死んじゃうみたいな、死んでお星さまになっちゃうみたいな。曲のタイトルは5枚目のアルバムっていうのが私の“テイク 5”という感じで。』
― このアルバムのラストを飾る楽曲が12曲目「虹色バス」。軽快でポップなナンバーであるのにも関わらず、彼女のこの曲に対する思惑はとても奥が深い。
『アナログっぽい感じのかわいいのを作ろうと思って。子どものころの思い出とか結構懐かしい感じで作った。(このバスは走るというより)飛んでいく感じ、どっかいろんなところに連れていってくれるみたいな。結局最後は誰もいない世界に連れていって終わっちゃう。そこが超本音なんだけどね。前半はちょっと明るい曲、楽しい曲、かわいい曲を作ろう思ってたんだけど、どうも最後ああなっちゃって、歌詞もそこだけできちゃって「ごめん、ここからが本音です」「ここから本編でした」みたいな感じ。それが最後っていうのも面白いんだよね。』
【SINGLE】
1st SINGLE
「Automatic/time will tell」
(98.12.09)
「Automatic/time will tell」
(98.12.09)
2nd SINGLE
「Movin' on without you」
(99.02.17)
「Movin' on without you」
(99.02.17)
3rd SINGLE
「First Love」
(99.04.26)
「First Love」
(99.04.26)
4th SINGLE
「Addicted To You」
(99.11.10)
「Addicted To You」
(99.11.10)
5th SINGLE
「Wait&See 〜リスク〜」
(00.04.19)
「Wait&See 〜リスク〜」
(00.04.19)
6th SINGLE
「For You/タイム・リミット」
(00.06.30)
「For You/タイム・リミット」
(00.06.30)
7th SINGLE
「Can You Keep A Secret?」
(01.02.16)
「Can You Keep A Secret?」
(01.02.16)
8th SINGLE
「FINAL DISTANCE」
(01.07.25)
「FINAL DISTANCE」
(01.07.25)
9th SINGLE
「traveling」
(01.11.28)
「traveling」
(01.11.28)
10th SINGLE
「光」
(02.03.20)
「光」
(02.03.20)
11th SINGLE
「SAKURAドロップス/Letters」
(02.05.09)
「SAKURAドロップス/Letters」
(02.05.09)
12th SINGLE
「COLORS」
(03.01.29)
「COLORS」
(03.01.29)
13th SINGLE
「誰かの願いが叶うころ」
(04.04.21)
「誰かの願いが叶うころ」
(04.04.21)
14th SINGLE
「Be My Last」
(05.09.28)
「Be My Last」
(05.09.28)
15th SINGLE
「Passion」
(05.12.14)
「Passion」
(05.12.14)
16th SINGLE
「Keep Tryin'」
(06.02.22)
「Keep Tryin'」
(06.02.22)
17th SINGLE
「ぼくはくま」
(06.11.22)
「ぼくはくま」
(06.11.22)
18th SINGLE
「Flavor Of Life」
(07.02.28)
「Flavor Of Life」
(07.02.28)
19th SINGLE
「Beautiful World/Kiss & Cry」
(07.08.29)
「Beautiful World/Kiss & Cry」
(07.08.29)
20th SINGLE
「HEART STATION/Stay Gold」
(08.02.20)
「HEART STATION/Stay Gold」
(08.02.20)
【ALBUM】
1st ALBUM
『First Love』
(99.03.10)
『First Love』
(99.03.10)
2nd ALBUM
『Distance』
(01.03.28)
『Distance』
(01.03.28)
3rd ALBUM
『DEEP RIVER』
(02.06.19)
『DEEP RIVER』
(02.06.19)
BEST ALBUM
『Utada Hikaru SINGLE COLLECTION VOL.1』
(04.03.31)
『Utada Hikaru SINGLE COLLECTION VOL.1』
(04.03.31)
4th ALBUM
『ULTRA BLUE』
(06.06.14)
『ULTRA BLUE』
(06.06.14)

宇多田ヒカル『HEART STATION』の発売を記念して、抽選で計8名様(各色4個ずつ)に『HEART STATION』特製エコ・バックをプレゼントいたします!!
ご希望の方は住所・氏名・電話番号・メールアドレス(PCまたは携帯)を明記の上、件名を『HEART STATION』特製エコ・バックとして、pre@listen.co.jp 迄メールにてご応募下さい。
4月27日(日)24時到着分までを有効とし、当選者の発表は招待状の発送をもってかえさせていただきます。
個人情報保護方針は こちら をご確認ください。
★ 『HEART STATION』特設サイト ⇒ http://www.emimusic.jp/hikki/heartstation/
★ オフィシャル・サイト ⇒ http://emij.jp/hikki/
★ オフィシャル・サイト ⇒ http://emij.jp/hikki/































