昨年〜今年にかけてのbonobosは本当に大活躍だった。1月にドラムの辻が加入してのクアトロワンマンツアー、そしてフル・アルバム『electlyric』を引っさげての全国ツアーは各地でソールド・アウト。夏フェスに出演し多くの音楽ファンをひきつけ、ミニ・アルバム『GOLDEN DAYS』の勢いそのままに『COUNTDOWN JAPAN 05/06』でカウントダウンの大役を果たす……といった疾風怒涛ぶり。以前は知る人ぞ知る存在だったbonobosが、シーンの中心に躍り出たことを実感した方も多かっただろう。
そんな彼らが、満を持してリリースするのがこのニュー・アルバム『あ、うん』だ。先行シングル「Beautiful」の感動をそのままアルバムに反映した素晴らしい出来で、伸びやかなヴォーカル、切ない和音を奏でるギター、きらめくシンセ、タイトなドラム、深みのあるベースが見事に融合しとろけるようなスウィート・ヴァイヴを生み出している。圧巻なのはM-6「光のブルース」M-7「Beautiful」M-8「よあけまえ」と畳み掛ける後半部分。緊迫感あふれる「よあけまえ」は、彼らの新境地を開く感動的かつ壮大なナンバーで、まさにメンバー同士『あ、うん』の呼吸があるからこそ生まれたものと言えるだろう。彼らが生み出す音のマジックは、これからもまだまだ続きそうだ。